〜目次〜
あなたにとってこの世界はユートピア?それともディストピア?
皆様こんにちは!
お正月、読みたかった本を読みまくっているamuuです📚
さて、本日は最近読んだ本の中でとっておきのおすすめ本を紹介したいと思います🌸
それがタイトルにある「無理ゲー社会」という本です。
かなり人気の本なので、すでにご存知の方もいるかもしれません。
この本は表紙の「才能あるものにとってはユートピア、それ以外にとってはディストピア」というキャッチフレーズに釣られてネットで購入しました!
読んでみるととても面白く、今の世界をわかりやすく表現している書籍であると感じました。
そこで本日は、この無理ゲー社会という本を簡単に要約し、皆様にこの本の良いところや役立つところを簡単にお伝えしたいと思います♪
※さらっと知りたい方は1つ目の項目「多くの若者はこの世界を“無理ゲー”と感じている」だけ読んでもらえればなんとなく内容がわかると思います💓
それでは目眩く本の世界へレッツゴ〜!!
多くの若者はこの世界を“無理ゲー”と感じている
私は本を読むときに、「あとがき」を先に読む癖があります。
ちなみに、本屋さんで本を選ぶときもあとがきをチラッと読んでから購入するか決めることが多いです!
そこでこの本のあとがきを、軽くご紹介したいと思います。
この本の作者である橘玲さんは、ある日中学3年生から「上級国民と下級国民の定義を教えて欲しい」という手紙をもらったんだそうです。
この質問をする中学3年生もすごいですよねぇ😂この子は将来ビッグになりそう笑
そこで橘さんはこう答えました。
上級国民とは「自分らしく生きる」という特権を享受できる人たち、
下級国民とは「自分らしく生きるべきだ」という社会からの圧力を受けつつもそうできない人たちである。
つまり、橘さんはこう言いたいのです。
もしも、私やあなたが今自分らしく生きていると感じているならばそれはとても幸運なことであり、そしてその幸運は誰かの「自分らしく生きられない人たち」の犠牲の上に成り立っている。
そして、社会が「自分らしく生きよう!」「自由に生きよう!(=リベラルな社会)」という流れになればなるほど、その逆に多くの若者たちはその呪縛に囚われることになる。
加えて日本は超高齢社会を迎え、若者たちはさらなる負担増を強いられ、どんどん不利な『無理ゲー』を、たった一人で攻略しなければならなくなるのです。
この「無理ゲー社会」を100年近くの寿命の間全うしなければならないと考えると、自殺したり、絶望する若者が後を絶たないのも納得できます。
つまり、この「理不尽で残酷な世界」の正体を明かしてくれている本=無理ゲー社会という本なのです。
では、本題であるこの本の要約へ参りましょう♪
「自分らしく生きられる」のはごく一部の人たち
第1章にテーマが凝縮されている
この本はメインが第1章に詰まっていると思われます。
ちなみに第1章は“「自分らしく生きる」という呪い”というタイトルで始まります。
「この自分らしく生きる=社会がリベラル化(=自由主義化)している」と本書では表現されています。
つまり現代社会が、自分らしく自由に生きよう!という流れになっているということです。
これは一見良いことのように思えますが、大きなデメリットがあります。
例えば大人気となった映画「天気の子」を見たことがあるでしょうか?
この天気の子では、ラストあたりで雲の上に囚われていた陽菜を救い出そうとした帆高が、世界を救うために犠牲になろうとする陽菜へ「青空よりも俺は陽菜がいい!天気なんて狂ったままでいい!」と叫びます。
これは世界を救うよりも、自分らしく生きるということを選ぶ宣言と言えます。
では、その一方で自分らしく生きられない人はどうすればいいのでしょうか?
少し極端な例を見てみましょう。
例えば会社で、ワガママなAくんと、気弱なBくんがいたとします。
そのワガママなAくんは、自分のやりたいように自分らしく振る舞い、気弱なBくんはAくんの尻拭いに振り回されているとしましょう。
すると、Aくんは自分らしく、Bくんは自分らしくない状態で会社で過ごすことになります。
この例でわかるように、誰かの犠牲の上に誰かの自由があるのです。
もしも全ての人が自分の利害や自分らしさを主張すれば、人間関係がぐちゃぐちゃになり、トラブルだらけになります。
なぜなら人は個人で考え方、大事なもの、価値観などが異なっているからです。
つまり、この自分らしく生きる=社会がリベラル化しているということが、一部の人を自由にはできても、多くの自分らしく生きられない人たちを生み出し自由を奪っているということが序盤の第1章で述べられています。
そしてこの本において、第2章〜第3章はリベラル化している社会が引き起こしている利害や、知能・才能・経済・恋愛における格差社会について詳しく述べられており、より詳しくこのリベラル化している社会情勢を知ることができます。
全ての人に当てはまるユートピアは存在するのか?
このリベラル化する社会を理解した上で、最後の仕上げである第4章では、著者が考える全人類にとってのユートピアについて言及されています。
しかし、読むとわかりますがなかなか残酷なユートピアです。
というのも、結局リベラル化が進む社会では「全ての人が自由で自分らしく生きていける社会=ユートピア」ということになります。
しかし本来、全ての人が自由に生きても問題ない社会=格差もなく価値観の違いもない社会なんて存在するはずがなありません。
つまり、サイボーグのように人類がテクノロジーを進化させてヴァーチャル空間でつながり、超知能になって融合するようなことがあれば、究極のユートピアが完成するのではないか、というのが著者がこの本で述べている究極のユートピアです。
しかし、もはやこのような世界では「感情」がなくなり、悲しみも、喜びも何も感じられなくなることでしょう。
私の要約だけだと少し奇抜な内容と思われるかもしれませんが、現代社会をとてもわかりやすく面白くまとめてくれています!
これは実際に私たちの周りで引き起こされていることなのです。
少しでも本の内容が伝わり、興味を持ってもらえると嬉しいです💓
さいごに
さて、無理ゲー社会という本について私なりに要約し、語ってまいりました💓
少しでも楽しんでもらえると嬉しいです!
みんなで少しでも生きやすい人生を、自らの手で作っていきましょう。
そうすることで、少しでも多くの人がこの無理ゲー社会を攻略できるはずだと感じます。
それでは本日もありがとうございました〜!
またお会いしましょう👋
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