〜目次〜
円安がどんどん進行中!
みなさまこんにちは!
投資・お金大好きamuuです。
さて、本日は今話題の円安について詳しく解説していきます!
2022年4月19日、ついに円は128円台へ突入しました。
ここ最近は短期間で円安が進行しており、生活への影響が心配されています。
そこで本日は、円安や円高ってそもそも何なのか、円安の最近の理由について記事にまとめました!
日本経済に大きな影響を与える用語ですので、ぜひこの機会にみんなで勉強しましょう💓
円安・円高ってそもそも何?
さて、それでは円安と円高についてまずは見ていきましょう!
なんとなく知っているようで知らない円安・円高について見てみましょう!
円安とは?
外国のお金(外貨)と比較して、円の価値が下がっている状態を円安と言います。
<円安の事例解説>
ある日、1ドル=100円から1ドル=120円になったとしましょう。
100円から120円に上がったんだから円高?
と思われるかもしれませんが、実はこれは円安なんですっ!!
つまり、1ドルのリンゴ🍎を日本円で100円で買えたのが、120円払わないと買えなくなったということです。
同じ1ドルのリンゴなのに、支払う額が円にすると増えていますね。
それは、円の価値が下がってしまったために100円では買えなくなり、120円払わないといけなくなったということです。
上記のように、円の価値が下がることを円安と言います!
円高とは?
外国のお金(外貨)と比較して、円の価値が上がっている状態を円安と言います。
<円高の事例解説>
またまたある日、1ドル=100円から1ドル=80円になったとしましょう。
100円から80円でパッと見たら下がってるように見えるけど…
実はこれは円高なんです!またまた事例を見てみましょう!
つまり、1ドルのリンゴ🍎を100円で買っていたのが、80円で買えるようになりました!
それは、円の価値が上がったために100円払わなくても、80円でリンゴを買えるようになったということです。
上記のように、円の価値が上がることを円安と言います!
なんとなく分かっていただけたでしょうか?
それでは基本を抑えたところで、なぜ今円安が進んでいるのか原因を探っていきましょう!
ここ最近の円安の理由とは?
では、続きましてなぜここ最近円安が進んでいるのかについて、要点をまとめていきましょう!
アメリカの中央銀行にあたるFRBの利上げ
さて、皆様突然ですが貯金はしていますか?
そして、その貯金に利息はいくらついているでしょうか?
現在、日本の三菱UFJや三井住友銀行などの大手メガバンクの金利は0.001%という超低金利です。
つまり、100万円預けても1年間で10円しか利息がつきません!!
一方で、FRB(アメリカの中央銀行にあたる)が、現在0%の金利を計7回に分けて0.25%ずつ上げるという方針を掲げました。
つまり、FRBの方針では0.25×7=1.75%まで金利がUPするということです。
もちろんあくまで方針ですので、それ以上もそれ以下もあり得ますが、少なくとも0.001%より良いのは間違い無いでしょう。
円で100万円預けておいても1年で10円(金利0.001%)しか増えないにも関わらず、
ドルで100万円分預けておけば1年で1万7500円(金利1.75%)増えるということです。
この差は歴然ですよね!!
10円と約2万円なら、2万円が良いからドルにするよねぇ〜
そこで、円を売ってドルを買うという動きが活発になります。
現状日本銀行は金利を上げるつもりは今の所ありません。
(賛否両論あるでしょうがやむを得ないと思う。黒田総裁の間は優秀だから利上げしないはず)
ですので、日本は出遅れた&やる気もないということです。
また、市場というのは人気なものほど割高になります。
(マスク不足の時の値上がりを思い出してもらえると…)
つまり、円はたくさん売られて市場に溢れており割安に、
ドルはたくさん買われて市場で不足して割高になるのです。
そこでドルの価値が上がって、円の価値が落ちてしまい、円安が進行してしまうのです。
有事のドル買い
ロシア・ウクライナの戦争のような有事時には、信頼性の高いドルを買う傾向が強くなると言われています。
これを「有事のドル買い」というのです。
しかし、これは安定している円にも言えることであり、「有事の円」という言葉もあります。
NHKなどでは「有事のドル買い」が円安の原因の1つと言われていますが、個人的には影響は少ないと予想しています。
名目金利だけではなく、実質金利をチェックしよう!
皆様は名目金利・実質金利というものを聞いたことがありますでしょうか?
(私は5年ほど前まで実質金利について全然知らず、表面上の金利を見ていました(照))
名目金利・実質金利はものすごく重要です!!詳しく見ていきましょう💓
先程述べたような、FRBの金利0.25%×7回UPというのは、あくまで名目金利の値です。
実は市場は長期では、名目金利よりも実質金利の影響を大きく受けることがわかっています。
実質金利の計算式は以下のとおりです。
実質金利=名目金利ーインフレ率(物価上昇率)
※1年で20円金利がUPしても、物価が10円上がったら、得した分は10円しかないということ
つまり、金利が良くなっても物価も上がったら意味がないということです。
ちなみにここ数年の実質金利はこのように推移しています。
https://finance-gfp.com/?p=812
オレンジ線が日米の為替レート、青線が日米の実質金利差です!
つまり、青線が赤線より上にいる時は、アメリカの方が実質金利が高いということです。
逆に、青線が赤線より下にいる時は、日本の方が実質金利が高いということです。
実質金利が高い方がお得なので、みんな高い方を買う傾向にあります。
つまり、アメリカの方が実質金利が高ければ、みんなドルを買うので円安に、
日本の方が実質金利が高ければみんな円を買うので円高になります。
では、もう一度グラフをご覧ください。
日米実質金利差は、−6ポイント付近=日本の方が実質金利が高いにも関わらず、円安が進んでいるのです。
これはおそらく、今後の市場推移を見越しての円安かと思われます。
つまりFRBの金利UPでアメリカの名目金利が上昇するだろう、
加えて今後もインフレは進み、日本の物価は上昇するだろう、
その結果、日本の方が実質金利が低くなるだろうと市場参加者は予想しているのです。
そんな未来を予想して、円安が加速していると考えられます。
ですが為替というのは予想がめちゃくちゃ難しいです。いろんな要因が複雑に絡み合っています。
そのため、本当に日本の実質金利が下がるかどうかは、今後注視していきましょう💓
ちなみに…
皆さん大好き両学長の動画でも、実質金利について詳しく解説してくれています!
次回予告:円安のメリット・デメリットや生活への影響・私の対処方法
さて、本日は円安・円高とはそもそも何なのか、ここ最近の円安の理由について解説してまいりました!
少しでも参考にしていただけると嬉しいです💓
次回は円安のメリット・デメリット・生活への影響・対処方法について記事にまとめる予定です!
それでは本日も最後までご覧いただきありがとうございました〜♪
またお会いしましょう👋
ランキング参加中です
よろしければ応援お願いします♪